しもやけの原因と対策

しもやけの治療

しもやけがまだ初期症状のうちなら、家庭でも治すことができます。まず、しもやけになった手足は靴下や手袋で保温するようにして、更に入浴、足浴などでしっかり温めましょう。

 

足浴では40℃のお湯と5℃の冷水を用意して患部に交互につけるのが効果的で、この時お湯につける時間を水より長くして、お湯から始めてお湯で終わるようにするのがポイントです。

 

又、水仕事の後は水分をよく拭き取ることも大切です。きつい靴もしもやけにはよくないので、血行を阻害しないゆったりめの靴を利用してください。

 

次はマッサージですが、これは患部から心臓へ向かって行うのがポイントで、一方通行で繰り返しマッサージして、その後からビタミンEや、凍瘡の軟膏を塗り込んでください。
ちょっと症状がひどいと思う場合は専門医に診てもらうのが一番ですが、しもやけの治療では外用薬を使うことが多く、例えば皮膚を刺激して血液循環を改善させるカンフルや、レシチン軟膏、ユベラ軟膏(酢酸トコフェロール)などがその種類となります。

 

かゆみ止めの軟膏を併用することも多く、他に全身的に有効なのは末梢の血液循環をよくする循環ホルモンや、ビタミンEの内服薬も使われます。

 

又、注射としては、ビタミンE、ニコチン酸、ビタミンCなど、やはり血液循環を改善させるものが使用されています。