しもやけの原因
しもやけは、最近では家の暖房設備も良くなり、機密性も高いので、普通に暮らしている限り、以前と比べると発症することは少なくなってきていると思いますが、冬になると特に寒い地域ではしもやけになってしまい、痒みなどに悩まされている人はまだまだ多いようです。
このしもやけができる原因ですが、基本的には身体が長時間冷えた状態にさらされると手足や顔など末端の血流が鈍るので起こりやすくなります。
もともと血管が細い手や足の指先までは血液が運ばれにくいのですが、気温が下がると血管が収縮し、更に血が流れにくくなってしまい、炎症を起こしてしまうわけです。
よく、起こる場面としては、冬の雨や雪で靴の中が濡れてしまったようなケースで、この状態で長時間の外出を強いられ、帰宅後にあわてて温めると、冷えていた部位がいきなり暖かくなるわけで、まさにしもやけになってしまうのです。
季節的には2月から3月の丁度冬から春先にかけてが起こりやすく、最低気温は5℃以下で、最高気温との差が大きい方がしもやけも発生しやすいとされています。
子供がしもやけになりやすい理由は簡単なことで、それは大人ほど厚着をせず、肌を露出させることが多いからで、子供がしもやけになるような条件下では、大人はもっとひどい凍傷になってしまうかもしれません。